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【Vol.33】乾燥ピークの1月2月にやっておきたい頭皮ケア3選

2025.01.04

1月から2月は1年のうちの乾燥ピークと言われている時期であり、冬の冷たい空気と低湿度の影響で、頭皮が乾燥しやすい季節となります。この時期、フケやかゆみ、さらには髪のパサつきに悩む方も多いのではないでしょうか?乾燥は頭皮の健康に大きく影響し、そのまま放置すると髪のトラブルにもつながります。

乾燥による頭皮トラブルとは

頭皮が乾燥すると様々な問題を引き起こします。

1.頭皮のターンオーバーが乱れ、角質が剥がれやすくなりフケの増加の原因となる

頭皮のターンオーバーとは、肌の細胞が一定のサイクルで生まれ変わる仕組みのことです。通常、頭皮の角質細胞は28日程度かけて新しい細胞に生まれ変わり、古い角質が自然に剥がれ落ちます。しかし、冬の乾燥によって頭皮がダメージを受けると、このサイクルが乱れ、角質細胞が通常よりも早い段階で剥がれ落ちるようになります。

本来なら細かく剥がれるはずの角質が、乾燥の影響でまとまりやすくなり、大きなフケとして目立つようになることも。この状態を放置すると、頭皮の健康状態がさらに悪化し、かゆみや炎症などの症状を伴うことがあります。つまり、フケが増える背景には、乾燥によるターンオーバーの異常と、頭皮環境の悪化が大きく関わっているのです。

2.頭皮のバリア機能が低下し、外部刺激に敏感になる

頭皮のバリア機能とは、皮脂や角質層が外部の刺激から頭皮を守り、内部の水分が蒸発するのを防ぐ役割を果たしている仕組みです。しかし、冬の乾燥や低温の影響で頭皮の水分量が減り、皮脂の分泌も低下すると、このバリア機能が弱まってしまいます。

バリア機能が低下した頭皮は、ちょっとした刺激にも敏感に反応するようになります。たとえば、空気中のホコリや乾燥した風、さらにはシャンプーやスタイリング剤の成分でさえ、刺激を感じやすくなり、かゆみや赤みといったトラブルを引き起こすことがあります。

さらに、バリア機能が損なわれた状態では、細菌や雑菌が頭皮に侵入しやすくなり、炎症を起こすリスクも高まります。そのため、頭皮を「敏感肌」の状態にしないためには、乾燥を防ぎ、バリア機能を維持するケアが重要です。

3.水分不足により皮脂の分泌が減少し、頭皮がつっぱるような不快感やかゆみが発生

冬の低湿度と低温によって頭皮の水分量が減少すると、皮脂の分泌も抑えられ、頭皮が十分な保湿状態を保てなくなります。皮脂は、頭皮の表面に薄い膜を作り、水分を閉じ込める役割を担っていますが、この皮脂が不足すると、頭皮の表面から水分がどんどん蒸発してしまいます。

その結果、頭皮が乾燥してつっぱるような不快感を覚えたり、皮膚がカサカサしてかゆみが発生したりすることがあります。この乾燥によるかゆみを無意識にかいてしまうと、頭皮の表面が傷つき、さらに乾燥が悪化したり、フケや炎症が発生する原因となります。

また、水分不足の状態が続くと、頭皮の弾力が失われ、髪を支える力が弱まることで、髪の抜け毛やパサつきにつながることもあります。頭皮の水分を保つことは、髪の健康を守るためにも欠かせないポイントです。

4.乾燥によるかゆみで頭皮をかきむしることで、フケがさらに増え、炎症を起こすことも

乾燥した頭皮は水分と皮脂が不足しているため、かゆみを感じやすい状態になります。このかゆみを抑えようとして頭皮をかきむしると、表皮が傷つき、角質が剥がれやすくなります。剥がれた角質はフケとして目立つようになり、頭皮トラブルがさらに悪化する原因に。

かきむしる行為によって頭皮のバリア機能がさらに低下し、乾燥が進むだけでなく、傷ついた部分から細菌や雑菌が侵入しやすくなります。その結果、頭皮に炎症が起こり、赤みや腫れといった症状が現れることもあります。

この状態が続くと、かゆみやフケが悪化するだけでなく、頭皮環境が大きく乱れ、髪の成長に必要な土台が損なわれてしまう可能性も。乾燥によるかゆみを放置せず、早めに保湿ケアを取り入れることが、この悪循環を断ち切る鍵となります。

このようなトラブルを防ぐには、乾燥シーズン特有の頭皮ケアが必要です。

頭皮の乾燥を防ぐための具体的な頭皮ケア4選

1.保湿性の高いシャンプーや頭皮用ローションを使用する

乾燥した頭皮には、保湿力の高いシャンプーや頭皮用ローションを使用することで、潤いを補い、バリア機能を整えることができます。保湿成分としては、ヒアルロン酸やセラミド、アミノ酸などが配合された製品を選ぶと効果的です。これらの成分は、頭皮の水分を保持し、乾燥によるかゆみやフケの発生を防ぎます。

また、「敏感肌用」や「低刺激」の表示がある製品を選ぶことで、乾燥でデリケートになった頭皮にも安心して使えます。さらに、シリコンや強い洗浄成分が含まれていないタイプを選ぶと、頭皮への負担を減らすことができます。

シャンプーを使用する際は、しっかりと泡立てて頭皮全体に優しくなじませるのがポイントです。頭皮用ローションは洗髪後や乾燥が気になるときに、頭皮に直接塗布してマッサージすることで、より効果的に保湿ができます。これらのケアを日々の習慣に取り入れることで、冬の乾燥に負けない健康な頭皮を保ちましょう。

2.洗髪の頻度を調整する

乾燥が気になる冬の時期には、洗髪の頻度を見直すことが重要です。一日に何度もシャンプーをしたり、朝晩2回髪を洗ったりするのは避けましょう。洗髪のしすぎは、頭皮を守るために必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥をさらに悪化させる原因となります。

皮脂は、頭皮の水分を保持し、外部の刺激から守る役割を果たしているため、必要以上に取り除くと頭皮のバリア機能が低下してしまいます。その結果、フケやかゆみなどのトラブルが起こりやすくなります。

適切な頻度は個人の頭皮や髪の状態によりますが、一般的には1日1回の洗髪が理想的です。また、汗をかかない日や汚れが気にならない場合は、シャンプーを使わずぬるま湯で流すだけでも十分です。過剰な洗浄を控えることで、頭皮の自然なバランスを保ち、乾燥トラブルを予防しましょう。

3.シャワーの温度を38~40℃に設定する

冬の時期にシャワーの温度を高く設定しがちですが、実は高温のシャワーは頭皮の水分を奪いやすいため、乾燥を悪化させる原因となります。理想的なシャワーの温度は38~40℃程度です。この温度範囲は、頭皮に必要な潤いを守りつつ、汚れをしっかり落とすことができます。

高温で洗うと、頭皮の皮脂や水分が過剰に奪われ、バリア機能が低下してしまいます。乾燥がひどくなると、かゆみやフケが増えたり、髪のダメージが進んだりすることがあります。適温で髪を洗うことにより、頭皮に優しく、乾燥を防ぐことができます。

シャワーの温度を少し調整するだけで、頭皮の乾燥を防ぐ効果がありますので、ぜひ温度設定を見直してみましょう。

4.シャンプーの方法を工夫する

シャンプーをする際は、まずしっかり泡立ててから髪を洗うことが大切です。泡が頭皮にしっかりと届くことで、優しく汚れを落とすことができます。手にシャンプーを取ったら、少量ずつお湯でよく泡立て、泡で頭皮を包み込むように洗いましょう。指の腹を使って優しくマッサージするように洗うと、頭皮にかかる負担を減らし、乾燥や刺激を防げます。

また、シャンプーの後はすすぎ残しがないように十分に洗い流すことも重要です。シャンプー剤が残っていると、頭皮に刺激を与える原因となり、乾燥やかゆみを引き起こすことがあります。髪の根元までしっかりとすすぎ、洗い残しがないか確認しましょう。

これらのシャンプー方法を工夫することで、乾燥を防ぎ、頭皮に優しいケアをすることができます。

乾燥ピークの冬を快適に過ごすために

1月・2月は乾燥がピークを迎える季節ですが、日々のケアを少し見直すだけで、頭皮のトラブルを軽減できます。冬の乾燥に負けない頭皮環境を整えることで、健康な髪を守り、快適な冬を過ごしましょう。今日からできる頭皮ケアで、春を迎える準備を始めてみませんか?

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